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台湾の近代建築を支えた工手学校卒業生の系譜

工手学校とは、工学院大学の前身で、1887年に現場を支える職工を育成することを目的に、渡辺洪基、辰野金吾らを中心とする有志によって設立された職工学校であり、日本で最も古い私立の工業実業学校のことである。そして、台湾は1895年から1945年までの50年間は日本が統治しており、その中で1895年から1905年の10年間に137人の工手学校卒業生が台湾へ渡り、建設土木事業に従事していた。

本研究は、その137人の中でも、建築事業において主要人物であった八板志賀助と梅澤捨次郎に注目し、彼らが行った事業についての現地調査と、その事業が現在どのような形で台湾に残っているのか研究をしている。

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